キャスト
クライブ・オーウェン
ナタリー・ポートマン
ジョン・ローン
シャロン・ストーン
「フラッシュ、アーアー」
このフレーズはどこかで聞いたことがあるのではないだろうか。映画『フラッシュ・ゴードン』の主題歌である。だが、きっとこの映画を見たことがある人は少ないだろう。それほどこの映画は人気がない。一部のマニアを除いては評価はひどいものである。
例えば、all cinema onlineの解説では、
『地球征服を企む悪の皇帝ミンの野望を砕くため、恋人デイルとザーコフ博士と共に惑星モンゴへ飛び立つフラッシュ・ゴードン。かのジョージ・ルーカスも映画化を切望したアメコミお馴染みのヒーローが堂々たる大作に! と言いたいところだが、イタリア人製作者ディノ・デ・ラウレンティスの趣味の悪さが完全に裏目に出た失敗作。クィーンの音楽も虚し。「フレッシュ・ゴードン」の方が楽しめる』
映画総合サイトで客観的な視点で解説すべきなのに、失敗作といいきっているところがすごい。「趣味の悪さが完全に裏目に出た」とは筆者の主観がいっぱいだ。最後には、この映画の六年前に製作されたポルノ映画(フレッシュ・ゴードン)の方が楽しめるとは、完全に筆者の趣味の問題だ。
だが、この筆者の気持ちがわからないではない。私自身数年前に『フラッシュ・ゴードン』を見たが、ほとんど内容を覚えていない。それほど印象に残らない映画だった。覚えていることといえば、前述のクイーンの主題歌とカラフルな画面構成だけだ。
この映画は確かにおもしろくないが、リメイクの価値は十分あると思う。実際にはこの1980年の映画もリメイクである。1930年代には、『フラッシュ・ゴードン』は何作か映画化されている。元は1934年からはじまった新聞連載の漫画である。
作者はアレックス・レイモンドであるが、長期にわたる連載には他にも多くの作家や画家が参加している。
ストーリーは、冒険家フラッシュ・ゴードンがザーコフ博士の発明したロケットで惑星モンゴに向かうところから始る。そこで冷酷な皇帝ミン率いる皇帝軍を相手に戦う。
かのジョージ・ルーカスもこの漫画のファンで映画化を熱望していたが、映画化権をディノ・デ・ラウレンティスが持っていたため、映画化できず、代わりに『スター・ウォーズ』を製作することになった。
ディノ・デ・ラウレンティスといえば、大作や実験的な作品をプロデュースしている印象が強い。all cinema onlineでは「趣味が悪い」とばっさり切り捨てているが、わたしは彼のプロデュースした映画の中では好きなものも多い。
フェリーニの『道』やゴダールの『気狂いピエロ』、アル・パチーノの『セルピコ』など、他のプロデューサーならしり込みしそうな作品を手がけている。そしてどれも映画史に残る名作である。
反面、彼は「迷作」と呼ばれるような作品も多くプロデュースしている。野心的な作品がラインナップに並ぶだけにこれは仕方がないだろう。
三振かホームラン。これが彼のスタンスなのだろう。
もちろん『フラッシュ・ゴードン』は三振の部類に入る。大金をかけているだけに、強振して空振りといったところだろう。
この映画の監督を当初ラウレンティスは、フェリーニに頼みたかったらしい。すごいセンスだ。
新たにリメイクするなら、監督は『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソンに撮ってもらいたい。
主演は、クライブ・オーウェンはどうだろうか。無骨な感じが合うように思う。
普通、リメイクを作る際は、前作を意識しなければいけないが、この場合はまったく気にしないでいいだろう。それでもあのクイーンの主題歌だけは受け継いで欲しい。
前作のプレッシャーをまったく受けないだけに作りやすいリメイクだと思う。
| フラッシュ・ゴードンDVD 派手さのわりに印象に残らない不思議な映画です。ティモシー・ダルトンがいいです。 フラッシュ・ゴードン(サントラ) クイーンほどスペースオペラの似合うロック・グループはいないでしょう。 |
0 コメント:
コメントを投稿