2009年6月6日土曜日

チャイナタウン



監督:チャン・イーモウ

キャスト
トニー・レオン
チャン・ツィイー
アンソニー・ウォン


ジャック・ニコルソン主演、ロマン・ポランスキー監督の「チャイナタウン」(1974年)はとても脚本のよい作品だった。今回はこの作品のリメイクを考えてみたいと思う。

この作品は続編が作られている。この作品が気に入り、他の探偵の役は演じたくないとオファーを断っていたジャック・ニコルソン自身が監督している。(黄昏のチャイナタウン

実は、この「チャイナタウン」はロサンジェルスの開発の腐敗を描く3部作として計画されていたそうである。まず、水道局に関しての「チャイナタウン」、ガス会社に関しての「黄昏のチャイナタウン」(1990年)、そして高速道路の問題を扱った"Cloverleaf"(このタイトルは、インターチェンジの名前からとられている)。残念ながら、第三作目は、映画化されていない。もちろん第二作目がヒットしていたら作られただろうが。



このロスアンジェルスの汚職と陰謀を描いた「チャイナタウン」はいくつかの面で非常に興味深い映画だ。

まずは、キャストのアンサンブルがそのひとつに挙げられる。キャストのひとりであるジョン・ヒューストンは映画の中で、ジャック・ニコルソン演じるジェイク・ギテスに向かい「君は私の娘と寝ているのかね?」と問いかける。

実際、当時まだマスコミには知られていなかったが、ジョン・ヒューストンの娘(アンジェリカ・ヒューストン)と付き合い始めていたジャックにとってはカメラの外でも、同時進行で同じ状況がつくられつつあった。

監督の人選もそのひとつだ。監督であるロマン・ポランスキーは1969年8月、妻のシャロン・テイトがチャールズ・マンソンを信奉する女性狂信的(カルト)教団に殺害されるという事件があり、傷心の中に撮った「マクベス」は製作会社の「プレイボーイ・プロダクション」とのもめごとに発展しており、ハリウッドからは敬遠される存在になっていた。

その才能を買っていた友人でもあるジャック・ニコルソンが主演でなければ、この二人の共同作業は実現しなかったといえる。数年後にロマン・ポランスキーは13歳の少女をレイプした罪で告訴され、逮捕を逃れて、ヨーロッパへ逃亡してしまうため、「チャイナタウン」は彼のアメリカでの最後の映画となってしまった。

あの映画全体を貫くノスタルジックな雰囲気、悲劇的なエンディングは、彼が参加していなかったらまったく別のものとなっていただろう。

この映画の題名は「チャイナタウン」だが、中国人キャストは出てこない。これを中国人キャストでリメイクしたらどうだろうか。舞台は開発の進んでいる上海が合うように思う。

この映画は、汚職、陰謀というテーマを扱っており、アメリカの30年代の開発の様子を描いている。社会問題になるほど多くの公務員の汚職が摘発されている中国では、タイムリーな内容ではないだろうか。

主演は、トニー・レオンとチャン・ツィイー、ジョン・ヒューストンが演じた町の実力者には、「インファナル・アフェア」でマフィアへ潜入捜査官を送り込む警視を演じたアンソニー・ウォンはどうだろうか。

題名は「アメリカンタウン」がいいと思う。
by ブック・オーシャン

参考:The Internet Movie Database
    「ジョーカーズ・ワイルド」ジョン・パーカー著









チャイナタウン 製作25周年記念版
クールなジャック・ニコルソンがかっこいいですね。
黄昏のチャイナタウン
「チャイナタウン」の続編。

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