監督:スティーブン・ソダーバーグ
キャスト
ドン・チードル
ジュリア・ロバーツ
ジョージ・クルーニー
ブラッド・ピット
マット・デイモン
バーニー・マック
ケイシー・アフレック
スコット・カーン
カール・ライナー
エリオット・グールド
エディ・ジェイミソン
アンディ・ガルシア
注意:ネタバレあります。
2004年5月に「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立、公布され、2009年5月までに日本でも一般市民が裁判に参加する「裁判員制度」がスタートすることになった。
アメリカでは日本で予定されている「裁判員制度」とは少し形は違うが、一般市民が裁判に参加する「陪審員制度」がある。その裁判では、裁判官ではなく陪審員に選ばれた12人が、有罪か無罪かを検討する。被告人の人生を左右する決断だけに、その決定にはかなりの慎重さが要求される。
陪審員制度は、これまでに多くの映画の題材になっている。最近では、「ニューオーリンズ・トライアル
そのような「陪審員制度」を扱った映画の中でも、最も有名なものは、やはり「十二人の怒れる男
今回は「十二人の怒れる男」のリメイクを考えてみたいと思う。
まずは、興行面だが、日本ではかなりの観客動員が見込めるのではないだろうか。
「裁判員制度」が始まるということで裁判に対して関心が高まってきている。
しかし世界市場で、特にアメリカにおいては少し興行面で難しいかもしれない。「陪審員制度」という題材はすでに目新しいものではないことに加えて、「十二人の怒れる男」は1997年にテレビ映画としてリメイクされている。そしてそのリメイクの出来がすこぶるいい、ときている。主演ジャック・レモンに共演はジョージ・C・スコット。すごいキャストである。なぜテレビなのだろう。
ということで、「十二人の怒れる男」のリメイク映画では、それを上回る新しい要素が必要になる。スターを集めた映画は、その出来はともかく、話題になることが多い。そこで、「オーシャンズ12
ちょうど12人である。アンサンブルにも問題ない。
キャストを考える前に、この物語を簡単に紹介したいと思う。
ニューヨークの法廷で、17歳の少年が父親殺しの容疑にかけられている。法廷に提出された証拠や証言は、圧倒的に少年に不利なものだった。
集められた12人の陪審員は、全員一致での評決を求められる。
検察側の証拠があまりにも揃っているので、陪審員たちはさっさと少年を有罪にして家路につきたいと考えていた。そして第一回の評決が行われた。
結果は有罪11に無罪が1。無罪票を投じたのは8番陪審員だけだった。
状況証拠から考えると明らかに少年が有罪に思える事件だが、8番陪審員は有罪と決める前に十分に話し合おうという意図から無罪票を投じたのだった。
そして全員で一つひとつ証拠を検討していくことになる。意見を交わすうちに、証拠や証言の正確性に陪審員たちは疑問を持ち始める。評決が行われるたびに、無罪票が増えていった。ついには、ひとり最後まで頑迷に少年を有罪だと決めつけていた3番陪審員までが少年が無罪であると認めることになる。こうして全員一致で無罪の評決に達した12人はお互いの名前も知ることもなく、陪審室を去るのだった。
映画では主役の第8番陪審員は名優ヘンリー・フォンダが演じている。最後まで抵抗を続ける3番陪審員は、リー・J・コッブ。このキャラクターは被告と自分を裏切って家出している息子を重ねて見ていて、被告の少年を有罪と決め付けているのだった。
リメイクのキャストだが、8番陪審員には、ドン・チードルはどうだろうか。「ホテル・ルワンダ
そして最後まで、有罪を主張する3番陪審員にはジュリア・ロバーツ。「エリン・ブロコビッチ
ジュリアには、ぜひ、リー・J・コッブばりに迫力満点で「あいつが犯人に決まっているだろうが!」と叫んでもらいたいものだ。
オーシャンの仲間が陪審員を演じているので、アンディ・ガルシアには被告の少年(?)役を演じてもらうことにしよう。そうすれば、ジュリア・ロバーツの元旦那に似ているという設定にも無理がなくなる。
どうせ「オーシャン…」の続編でキャストがまた集まるのだから、その流れで(?)この映画も製作してみてはどうだろうか。
by ブック・オーシャン
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