2009年6月28日日曜日

ナバロンの要塞



監督:レニー・ハーリン

キャスト
マーク・ウォールバーグ
ティム・ロス
ベニチオ・デル・トロ
ミラ・ソルヴィーノ


公開年度は1961年。あの当時からすると、すごい撮影である。
もちろんいまの撮影技術からすると、見劣りするが、それでもなかなか迫力のある映像だ。

しかし、この映画の一番のよさは人間ドラマがしっかり描けているところではないだろうか。
グレゴリー・ペック、アンソニー・クイン、デヴィッド・ニーヴン等、癖のある役者たちのアンサンブルは見ものだ。

それぞれが反目し、不信感を抱きながらも危機を乗り越えるたびに少しずつ仲間を信頼していく姿をうまく表現している。



これだけ主演級の役者が集まるとそれぞれが目立たなくなりそうだが、どのキャラクターも見せ場を持ちながらもいやみのない作品になっている。

特にデヴィッド・ニーヴンは気品とユーモアのある演技で存在感がある。

アンソニー・クインは顔の濃さに負けず劣らずの派手な赤シャツを中に着込んで、ラストではひと際目立っている。

アンソニー・クインといえば、フェリーニの「」の演技が強烈だった。
子供の頃に見たときは彼のことを役者とは思わず、本当に大道芸人だと思っていた。
ちなみに彼には13人の子供がいるそうだ。子供だけで、野球チームどころかサッカーチームまで作れてしまう。(補欠も)
こんな人が日本にたくさんいれば少子化は防げるのだろうけど、子供を養うのは大変そうである。

ナバロンの要塞」に話を戻そう。
この映画のストーリーを簡単に紹介すると、ギリシャのエーゲ海、ナバロン島(架空の島)に設置されたドイツ軍の二門の大砲を破壊するため、6人の特殊工作員が集められる。エーゲ海は独軍の制圧下にあったため、6人はナバロン島南部の400フィート(約122メートル)のほぼ垂直の絶壁に見張りの歩哨がいないことから、そこから侵入する作戦を決行する。

この映画の原作は、アリステア・マクリーンの冒険小説で、見所はもちろんアクションだが、人間ドラマとしてもおもしろく、芸達者な役者たちがそれに見事に応えている。あわせて脚本家のカール・フォアマンがすばらしく、興行面を考慮して原作には登場しない魅力的な女性をストーリーに加えたことがこの映画の成功に一役買っていると思う。

今の時代にリメイクするなら、アクション面の撮影は当時に較べて考えられないほど進歩しているので、それを上回るのは容易だと思う。しかしいまの観客はそれにもう十分に慣れているので、逆に超リアル志向で、CGなしのスタントマンなしで、できるだけ本物を使ってみるというのはどうだろう。

実現したら、あの崖をのぼるシーンはかなり迫力がありそうだが、俳優にかける保険代が高くつくだろう。(というか保険会社がOKしない?)
byブック・オーシャン









ナバロンの要塞 コレクターズ・エディション
とても40年以上前に製作された映画とは思えない迫力です。

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